社内外のプロフェッショナルと「最高のワンチーム」を組成。顧客起点でマーケティング・ブランディング・コマースまで一気通貫で支援。ブランデッドECの展開へ。

社内外のプロフェッショナルと「最高のワンチーム」を組成。顧客起点でマーケティング・ブランディング・コマースまで一気通貫で支援。ブランデッドECの展開へ。
コミュニケーション領域のFAST COMPANYとして「いいモノを世の中に広め人々を幸せに」というビジョンを掲げるベクトルグループ。コミュニケーションを軸に世の中の流れを捉えた様々な事業・サービスを展開することにより、常に進化を続けています。「Professional」ではイノベーティブな視点と彩り豊かな個性を活かし、活躍するグループ会社社員に、自身が取り組む仕事の社会的な意味や価値についてお話を伺います。

PR戦略の立案・実行はもちろん、PR発想でのクリエイティブ開発、デジタル施策などPRの新しい価値を提供しているアンティル社。その中で「PR会社」の枠を超えたソリューションを提供し続けてきたのが、2014年に新卒で入社し、現在部長を務める飯島隼人氏です。数々の取り組みを成功させてきた秘訣は、最高の仕事を成し遂げるために、社内外問わず専門性の高いプロフェッショナルたちとチームを組成すること。そして皆が力を発揮しやすい環境を徹底的に整えていくという、プロデューサーとしての自分自身の役割にありました。生活者を取り巻く環境が大きく変わる中、コミュニケーション、そしてPR、コマースはどう変わっていくのか。その中でプロデューサーが果たす役割と自らが描く未来についてお話を伺いました。
飯島 隼人
株式会社アンティル 部長

2014年、株式会社ベクトルに新卒入社し、株式会社アンティル配属。世界最大手の検索エンジン、世界最大手の食品メーカー、LCC、インターネット通販、海外の政府観光局・空港、芸能事務所、映画館/配給会社、世界最大手のソフトウェアメーカー、老舗菓子メーカー、大手通信キャリア、官公庁、大学などのPRはじめ、多種多様なPRプロジェクトを担当。
参照元: YouTube

社内外のプロフェッショナルたちと「ワンチーム」をつくり、プロデューサーの役割を全うする

アンティル社における飯島さんの役割について教えてください。

アンティルは2つのビジネスユニットから成り立っており、その1つでユニット長を務めています。僕が取り組む仕事は、代表の長谷川やグループ会社の経営陣から直接依頼されるケースが多く、従来のPR会社の範囲を超えたものがほとんど。結果的に、ベクトルグループにとっても新しい挑戦となるものが多いです。

入社時から常に意識しているのは、誰よりも本気でやり切ること。120%、いや200%の力で、いい意味で「期待を裏切る」ことを考えています。そんな感じで本気でやっていると、同じく本気でやっているプロフェッショナルな人たちと一緒に仕事をさせていただく機会が自ずと増えていくんです。クライアントさんとの関係においても、「クライアント」「エージェント」と隔てるような発想は持っておらず、垣根なく腹を割って仕事をしています。クライアント企業の責任者のパートナーとして理想を形にしていくためのチームをつくり、取り組む。そうすることで、社内外問わず、プロフェッショナルで優秀な人たちとも意気投合することができて、「ワンチーム」で仕事をすることができるようになってきています。

社内外のプロフェッショナルと協働する上で、何か意識していることはありますか?

自分自身はどちらかというと、何かのスキルが突出しているわけではなく、オールラウンドにバランス良く様々なことをこなせるタイプです。突出する部分がないことは自分の個性だと受け止めた上で、一緒に仕事をする専門性の高い人たちやメンバーが気持ちよく取り組めるような環境づくりをしています。


具体的には、まず社内外のプロフェッショナルな人たちが一緒にやりたいと思ってくれるよう、目指す理想やゴールイメージを明確にします。その上で、それぞれの専門性をいかんなく発揮してもらうための環境づくりを行うという、プロデューサーの役割を担っています。

そういった働き方をしていると、一度プロジェクトをご一緒した社内外のパートナーやメンバーが難易度の高い仕事を成し遂げる経験を経て、さらにレベルアップしていきます。そうすると、また別の新しい仕事でご一緒できる機会が生まれていくという循環になっていきます。それがとても嬉しいですね。毎回新しい仕事にチャレンジしていますが、一緒に進化し続けている社外のパートナーや社内のメンバーと共に、乗り越えています。

機能・スペックではモノが売れない時代。「あるべき姿」や理想像を、ブランドと共に創っていく

前例のない仕事が多いとのことですが、印象に残っている事例を教えてください。

とあるクライアント企業の事業ピポッドに伴う新規メディア立ち上げは強く印象に残っています。いわゆる単なるオウンドメディアではなく、「本格的なメディアを創る」というコンセプトで始まったプロジェクトでした。当時は、新規メディアが掲げるテーマに関して、専門性を持つ人の数が少ない状況でした。そのため、最大限の理想像をイメージし、まずは自分自身がコミットすることを意識しました。

最初のうちは記事の投稿・設定も手探りで自分自身で行い、プロジェクトが目指す理想には、何が必要で何が足りないかの全体像を把握するように務めました。その後、成功させるために適切な人をプロジェクトにお誘いして一緒に動いてもらうなど、自ら動いてプロジェクトチームを組成していきました。

新しいものをつくるときは、やらされ感ではなく自分の意思でやっていくということが非常に重要です。そして、そのプロジェクトが目指す理想やゴールイメージも重要ですね。それを具体的に描いた上で、専門性の高い社内外の人たちに「そこに一緒に向かってもらえないでしょうか」と持ちかけることが重要だと思います。

最近はEC周りのお仕事に取り組まれることも多いと伺っています。

はい。ある健康食品メーカー様のプロジェクトでは、マーケティングからブランディング、そして、ECサイトのリニューアルまでの全般をご支援しています。

これまでのECサイトはどちらかと言うと、お客様のコンプレックス意識に訴えかけるようなWeb広告を出し、いわゆる顕在層を購入までつなげるのが一般的でした。それらは、困りごとなどのマイナス面ばかりを訴求するものです。

一方で、今多くの日本人は不便を感じる機会が少なくなり、ある程度満たされた状態で日々を過ごしています。そんな状況の中で「こういう困りごとはないですか?」という訴求は刺さりづらくなっています。また、「マイナス面の訴求ばかりをしている人やブランド・商品とは一緒にいたくない、そんなものは見たくない」という生活者も多くなってきているのではないでしょうか。

だからこそ、PR戦略の設計にも、「あるべき姿」や理想像を、ブランドや商品とともにどうつくっていくかを意識しています。「そもそも、クライアント様とお客様はどのような出会い方をするのが理想なのか?」ということを、ゼロベースで考えていくように心がけています。

今、モノやサービスは機能やスペックだけでは流行りません。まずお客様として、「最も大切にしたい人は誰なのか?誰にお客様になってもらいたいのか?」を考え、その人が何を求めてるか、その人にとって何が理想かを考えるんです。その理想を形にしていくという感じですね。いわゆる「コンシューマーインサイト」を大切にしています。

就活時にこだわった条件は「成長できる環境」。やりたいこと全てができるのがベクトルだった

新卒でベクトルを選んだ理由や、現在のポジションに就くまでの経緯についてお聞かせください。

就職活動で僕が企業に求めていた条件は「成長できる環境」です。ですから、PR会社という軸で就職活動をしていたわけではありません。その中でもベクトルの考え方がすごく合っていたため、内定をもらって入社を即決しました。例えば、面接であれもやりたいこれもやりたいと言うと、他の会社では「本当は君は何がやりたいの?」と質問されましたが、ベクトルでは「全部やったらええ!」という感じでした。やりたいことがたくさんある自分自身の考えや価値観と合っていました。

入社後は、幸いなことに、ベクトルグループでエース的な役割を担っている人の下で働くことが多かったです。何に対してもやりきることを心がけ、自分のもっている力の200%を発揮するつもりで仕事をしていたら、社内のいろんな人から声がかかるようになりました。目線が高いレベルの高い人たちを仕事をすることで、その時々は物凄い成長痛を感じるのですが、やり切ることで信用を得て、さらにレベルの高い仕事を振ってもらえる、という好循環がうまれるのです。

ベクトルで活躍している人は皆120%以上やり切っていて、普通の人とスタンスや働き方が違いました。そういう人をロールモデルに走り続けてきました。

現在はマネジメントもされていると思いますが、どのようなことに気をつけていますか?

チームメンバーのマインドセットを一番大切にしています。僕は、ベクトルらしさはお客様に真摯に向き合うこと、新しい発想を恐れずにやっていくこと、にあると思っています。この価値観を中心に据えて、一緒に働くメンバーにも同じ価値観を求めています。

また、クライアントであるお客様にとってどうするのが理想なのか、あるべき姿を常に考え、たとえその為にかかる手間が膨大でもそちらを選ぶようにしていますし、チームのメンバーにもそうするよう伝えています。「自助・共助・公助」という観点で言うと、「自助=自分の意思・力でやりきること」を重視しています。

最初は考え方にギャップがあることもありますが、半年・一年と仕事をすると、その考え方のほうが仕事をしていて楽しいとか、結果が出て評価されることを体感してもらえます。そうやって考え方・働き方がより浸透していくイメージです。これは社外のパートナーの方々を含めて共有されている価値観ですね。

また多様性も重視しています。チームには子育て中の女性も多く、週に1回出社する人もいます。設定しているKPIを超える実績を作ってくれれば、あとは好きにやっていいとしています。

実は4年目のとき、数名を残してほぼ全員の部下が辞めたことがあります。周りの方からは今、「あの時とは変わったよね」「やり方を変えたから、今うまくいっているんでしょ」と言われることが多いのですが、実は僕の中ではあまり変わっていません。同じことを言い続けてきたのですが、僕自身の仕事において目に見えるわかりやすい成果が増え、立場が上がることで周りが受け止めやすくなったのだと思います。

首尾一貫し続けるのは簡単ではないと思うのですが、飯島さん自身がブレることはなかったのですか?

なかったと思います。まずはベクトルの中で活躍している人たちの行動を真似てきました。あとは、偉人の本を好んで読むんですが、歴史が証明していることを参考にすることが多いです。ですので、あまりブレないですね。ベクトルのメンバーは皆優秀なので、話が通じることが多く、そこは恵まれていると思います。

またプライベートでは、妻とお互いの仕事への価値観を共有し、肯定しあっています。認め合えていて、お互い近い方向を向けているのはありがたいですね。

顧客起点でマーケティング・ブランディング・PR・コマースなど全てを一気通貫で支援。新しいことを仕掛ける際の相談役がプロデューサー。

先ほど、機能やスペックでは売れなくなっているという話がありました。PRは今どのように変化し、それに対してベクトルグループが担う役割は何でしょうか。

これまでのPRは、メディアに注目してもらうという観点でコンテキストやストーリーの設計を行っていました。しかし、最近は直接コンシューマーにメッセージを届ける、ダイレクトtoコンシューマー(D2C)の時代です。今世の中の人たちが感じている空気をもとに、商品やサービスの価値をどう切り取り、見せてあげると意味があるのか。まさに意味のある情報としてどのような翻訳をしていくのかが重要になる時代だと思います。そして、この世の中の空気を捉えた「意味の翻訳」こそ、PR会社が本来得意とすることだと思います。

さらにベクトルは今の時代にものすごくあっている会社だと思っています。例えば、時代時代に合わせたプロダクトをいち早く市場に投入していたり、トレンドに敏感な若い社員が多いことでスピーディーな情報キャッチアップができ、クライアント企業の課題解決に貢献できている。そういう組織です。

最後に、飯島さんの目指している将来の方向性について教えてください。

クライアントであるお客様の支援では、顧客起点でのマーケティング、ブランディング、コンテンツ制作、PR露出、そして最後はコマースで購買に繋げるまでを一気通貫して行える、プロデューサーとしての役割を果たしていきたいです。そして、アンティルの社員全員が、そういった役割を担えるようになってほしいです。

またその為に、グループ内のいろんなアセットをフル活用していきたいです。アンティル・プラチナム・イニシャルというPR事業領域の各社がグループの中で期待されている役割は、一人ひとりがプロデューサーとして、グループ全体のアセットを顧客の課題解決ソリューションにつなげていくことだと思っています。だからこそ、自分がそうするのはもちろんのこと、そういう高い価値を持つ人たちの集団をつくっていきたいと考えています。

そして、クライアント企業がPRだけでなく、ブランディングやオウンドメディア、コマースなど何か新しい価値を生み出したいと考えた時に、一番最初に相談されるプロデューサーであることによって、常にベクトルグループがクライアント企業のパートナーになっていくという流れを生み出したいですね。それは代表の長谷川が常々口に出す「時代を先取る事業家集団になる」という考え方にも通じると思います。

僕は基本的に、日本経済全体や社会を良くしたい、皆が幸せになってほしいと思っています。グループ内で事業を創出するだけではなく、事業家集団として良い人財を輩出していくことも、ベクトルグループが社会に果たすべき役割だと思っています。基本的にPRはプラス視点の発想であり、否定ではなくプラスに持ち上げていく力があります。PR視点を持つ事業家が活躍していく未来はとても明るいと思ってます。

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